魔女の宅急便実写の興行収入は?アニメとの違いや裏話大コケ理由も紹介

#魔女の宅急便実写大コケの理由を紹介
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アニメ、舞台、実写といくつもの形態で発表されてきた『魔女の宅急便』ですが、2014年に公開された実写版映画は「大コケ」ともいわれ、同じ作品でも興行収入に大きく開きが出てしまう例を目の当たりにしたものでした。

映画を観た人の感想も実は散々だった実写版『魔女の宅急便』、一体何がダメだったのでしょうか?

今回は『魔女の宅急便実写の興行収入は?アニメとの違いや裏話も紹介』のタイトルでお話します。

実写での制作裏話と共に、大コケの理由を整理してみたいと思います。

 

魔女の宅急便実写の興行収入は?

実写版『魔女の宅急便』は2013年に制作されました。

公開された2014年3月1日、2日の初週2日間の興行収入は1億2,766万300円、11万6,857人を動員し「全国映画動員ランキング3位」を獲得したそうです。

これだけ聞いたら「ランキング3位じゃ、なかなかなんじゃないの?」と思いませんか?

しかしその後の伸びというと、実写版『魔女の宅急便』全体の興行収入は5億3,000万円。

ジブリアニメのほうはなんと36億5,000万円となっています。

ジブリアニメの『魔女の宅急便』は配給収入が21億5,000万円、その後ビデオ・dvdなどの動画販売やサントラなどからの収入も入れてこの金額まで伸びました。

こう比較すると、同じ原作から作った映画なのにこうも開くか、というくらいの差だとわかりますね。

 

東映が配給した2本目の『魔女の宅急便』

この作品は、東映が配給した2本目の『魔女の宅急便』でした。

1本目は言わずと知れたジブリ作品。

ジブリのアニメ『魔女の宅急便』は、東映が配給した最後のジブリ映画です。

東映は、スタジオジブリの前作『ほたるの墓』と『となりのトトロ』(各作品とも興収5.9億円)が失敗に終わったことを理由に、『魔女の宅急便』をもってジブリ作品の配給を打ち切ることに決めました。

しかし皮肉なことにジブリアニメ『魔女の宅急便』は日本アニメーション史上興収最高記録を更新する大ヒットとなり、その後スタジオジブリはさらなる大ヒット作品を続々と発表するようになりました。

ジブリアニメ『魔女の宅急便』の成功を見て、打ち切りを後悔していたであろう東映が、実写版に期待して配給を決めたのも、理解できるような気がしますね。

なのに結果は散々。

東映がジブリ作品を見限った理由として挙げた『ほたるの墓』と『となりのトトロ』と比べても、実写版の興行収入はたった5分の1程度だったのですから・・・

管理人・かにゃ
むずかしいにゃ。

ビジネスもギャンブルみたいなところあるにゃ。・・・

 

魔女の宅急便実写のアニメとの違いや裏話を紹介

実写版『魔女の宅急便』はジブリ作品とは全くの別ものです。

ジブリもこの作品とは無関係を強調していましたし、実写版を制作した監督も「独自の世界観を見出すことができた」と話しています。

では、この作品とジブリ作品との違いはどんなところに表現されているのでしょうか?

 

ジブリアニメとの違い1:舞台

多くの人が、「コリコの街」といえばオレンジ色の屋根の続いた、ヨーロッパの海辺の国を思い浮かべると思います。

それはジブリ作品の世界観ですね。

しかし角野栄子さんの原作『魔女の宅急便』によると、舞台は「まだ魔女の存在が信じられている、東洋のどこかの国」とされています。

つまりキキは日本人だし、コリコの街はヨーロッパにあるわけではないのですね。

実写版では原作のこの設定を汲んで、あえて日本で撮影し、ジブリ作品とは全く別の解釈で「新しい作品」を作りたかったということらしいです。

 

ジブリアニメとの違い2:原作者の角野栄子さんは大乗り気だった

スタジオジブリが『魔女の宅急便』を制作した際には、宮崎駿監督が原作とは大きく違う設定、脚色にしたことに、角野栄子さんは難色を示すようになりました。

原作では舞台は東洋の国であるべきなのにジブリは西洋。

原作では現代の物語のはずなのにジブリでは、コリコの街に普及しているのは白黒テレビで時代はまだ飛行船の全盛期というひと昔前の風景。

角野栄子さんが描きたかった世界観と大分ずれてきてしまい、宮崎監督は何度も角野さんと話し合いを重ねて折り合いをつける必要があったようです。

管理人・かにゃ
トム・ハンクスの映画で「ウォルト・ディズニーの約束」っていうメリー・ポピンズを映画化する時の話があったにゃ~。

原作者がディズニーに山ほどダメ出しして、戦うにゃ。

原作を変えられたくなかった角野栄子さんの気持ちと一緒にゃ。

その経験を踏まえてか、角野栄子さんはアニメ、実写、ミュージカルとさまざまな解釈でキキが活躍することを積極的に受け入れるようになられたようです。

実写版が制作されることは角野さんご自身の願いだったとのことで、撮影現場にも足を運んでいらしたりカメオ出演もされたそうです。

主演の小芝風花さんは、角野さん曰く「キキのイメージにぴったり」だそうで「生身のキキを見てみたいとずっと思っていた」と喜んでらしたそうです。

 

ジブリアニメとの違い3:ストーリー

実写版がジブリ作品の『魔女の宅急便』と違うところは舞台だけではありません。

ストーリーの内容もジブリ版とは違うようです。

実写版には、ジブリにはなかったお届け物エピソードがいろいろと組み込まれていてるらしく、原作2巻の内容も取り入れられているそうです。

ジブリのほうだけ見ていると誰だかわからない役名が実写版にはたくさん出てきます。

ジジが宅急便のお仕事を通じて出会う人々で、ほとんどは原作にも出てくる登場人物です。

実写でのストーリーには、歩けなくなったカバの子供を獣医の元へ運ぶ大仕事があるようです。

嵐の中をカバが乗った小舟ごと、なぜかそこにトンボも一緒に乗せたまま、箒に括りつけて空を飛ぶんだそうです。

ただ、キキが悩んで魔法がうまく使えなくなり、最後に復活するという大筋の展開は一緒だそう。

 

魔女の宅急便実写が大コケした理由は?

なぜ実写版は「大コケ」したのか?

理由は大きく分けて2つあると思います。

  1. オリジナル性の訴求の失敗
  2. 風評被害

ひとつずつ説明します。・・・

 

大コケ理由1:ジブリとの差別化の失敗

まず、この映画が公開されると聞いたときのことはなんとなく思い出せます。

「えぇっ・・・なんで?」

そう思いました。

同じように戸惑いと疑問を抱いた人は全国に大勢いたのではないでしょうか?

アニメで完璧に出来上がってしまっていたあのキキの世界観を「今さら実写版でどうこねくり回そうというのか??」。

しかも舞台が小豆島って。

「日本やないかい!」

仕方ないですよね、だってジブリとは全く関係ない別の映画だったんだから。

だけど観客の立場でそうは思っていませんでしたよね。

どうしてもジブリ作品のイメージがしっかり頭にあるので、それ以外の『魔女の宅急便』を受け入れる態勢になかった。

もしくは予告やポスターを見ても実写版『魔女の宅急便』が、ジブリ作品以上に興味を持てる映画だと思えなかった、ということだろうと思います。

だから観客動員数も伸びなかったんです。

 

大コケ理由2:風評被害

2つ目は、そもそも興味を持てなかった人たちに追い打ちをかけるように、すでに鑑賞した人たちからの口コミが広まったんだと思います。

ツッコミどころ満載の実写版・魔女の世界。

まずはCGのクオリティが低すぎて、ジジやカバの子供などの動物の表現に違和感が出てしまっていたもよう。

次に実写版だけに共感しにくい設定がいろいろあり過ぎたらしいです。

例えばキキが空から落ちるシーン。

木の枝のクッションさえ介さず地面に激突したらしい。

アニメならまだしも、実写でそれだと「いやいや死ぬでしょフツー」のツッコミが先に立つようです。

箒の柄にカバとトンボが乗った船を括りつけて空を飛ぶシーンも、「一体何キロあんだよ!」と。

実写なだけに、視覚的に違和感があり過ぎて、ファンタジーだからと割り切れないのでしょう。

そしてストーリー。

ジブリアニメよりも人間関係が辛かったらしいです。

制作側としてはこだわりを持って構築した世界観だったと思うのですが、実写だけに観客が自然に入り込める映像体験を作るのは難しかったということかもしれませんね。

 

まとめ

今回は『魔女の宅急便実写の興行収入は?アニメとの違いや裏話大コケの理由も紹介』のタイトルでお話しました。

ジブリアニメとは違い、日本を舞台にチャレンジした『魔女の宅急便』実写ですが、興行収入は伸びず「大コケ」とも言われてしまいました。

ジブリとは全く無関係の作品なので比べてしまってはいけないのですが、アニメのイメージが先行してしまってなかなか実写の世界観を受け入れられなかった人が多かったのも事実だったと思います。

その他、成績が振るわなかった理由は映画のCGのクオリティや実写ならではの難しさもあったことなど、原作者角野栄子さんとの裏話も交えてご紹介しました。

いつか機会があったら観てみようとは思いますが・・・地上波放送の可能性が、あるやなしや。