ミッドサマー映画を考察!結末ネタバレとラストの展開について紹介

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アリ・アスター監督のスリラー/ホラー映画『ミッドサマー』・・・大学生のグループがスウェーデンの夏至祭に招かれて行く話。

どんな映画かうわさは聞くけど、結局ラストはどうなるの?

そんなあなたのために今回は『ミッドサマー映画を考察!結末ネタバレとラストの展開について紹介』というタイトルでお話したいと思います。

ホラー映画の結末って2種類ありますよね。

最後には悪の手から逃れられる、もしくは救いゼロで全員死ぬ、など。

この映画はどんな展開なのか、ネタバレつきでご考察&ご紹介します。

 

ミッドサマー映画を考察!結末ネタバレは?

フィンランドの夏至祭では、祭りのハイライトに「魔女狩り」があるそうです。

といっても本当に魔女を処刑していた歴史があるのかないのか・・・現代は等身大のかかしを魔女に見立てて火をつけるそうです。

夏を祝い、悪を浄化して五穀豊穣を願うという意味があるそうです。

『ミッドサマー』のラストにも同じような儀式が登場します。

悪を浄化するための生贄の火あぶりです。

ここでは9人の生贄が差し出され、神殿ごと焼き払われます。

最初の2人は、村の長老2人・・・この人たちは映画の中盤あたりで崖から投身自殺をしてすでに亡くなっています。

次の4人は主人公のドニーと一緒に夏至祭に招かれて参加したジョシュ、マーク、サイモン、コニー。

あとの二人は自ら志願した村人。

そして最後のひとりは、主人公ドニー自らが選んだ人物、恋人のクリスチャンです。

クリスチャンはドニーを裏切り、村の少女と関係してしまい、ドニーはクリスチャンに死の宣告をします。

自ら生贄に志願した村人2人と共に、神殿に着座したクリスチャンは神殿ごと焼き払われてしまいます。・・・

家族全員が死に、恋人には裏切られるという絶望の中で、クリスチャンを火刑に処する決断を自分で下したドニーは、燃え上がる炎を見ているうちにやがて笑顔を取り戻します。

 

ミッドサマーのラストは気持ち悪い?

この映画にはグロテスクなシーンが繰り返し登場するようで、全体的にすごく気持ち悪いらしいです。

ただ、ラストのシーンだけは不思議と爽快感があるという・・・どういうことなんでしょう?

燃えさかる炎を見つめながら、やがてドニーの顔には笑みがもどる、というのが爽快ポイントのようです。

映画の序盤から家族全員を失い喪失感と悲しみに打ちひしがれていたドニーが、自分を裏切った恋人を火刑にしたところから急に盛り返すのでしょうね。

もう落ちるだけ落ちて突き抜けちゃったら、形勢逆転。

全員やられて終わる、何の救いもないホラーとは逆に、主人公ドニーに生きる強さが戻ってくるところに、かすかな希望が見出だせるらしいです。

 

ミッドサマー映画ラストの展開を考察してみた

『ミッドサマー』の面白いところは、問題の夏至祭に訪れた大学生が次々に掟に反して脱落していく中で、ただひとり主人公のドニーだけが村に馴染んでいくところじゃないかと思います。

アリ・アスター監督は「ダニーは狂気に堕ちた者だけが味わえる喜びに屈した。ダニーは自己を完全に失い、ついに自由を得た。それは恐ろしいことでもあり、美しいことでもある」と解説しています。

実はアリ・アスター監督も、弟さんを亡くした後に恋人と別れるという体験をしていたそうで、ダニーはアリ・アスター監督自身のかつての姿を投影したキャラクターなんですって。

喪失感、絶望、そして再生というサイクルを映画で再現したらしいです。

異様な村のしきたりに染まり、洗脳されてとうとう壊れてしまったダニー。

でもそこまで行って初めて自分に新たな展開を迎えることができたんですね。

この映画はホラーだけど、描こうとしているのは自己改革らしいです。

「こうであるべきだ」とか「自分とはこういう人間だ」とか、それまで自分を縛ってきた価値観やエゴを捨て去った先に次のステージが開ける、という教訓です。

ドニーの場合、そのスイッチとなったのが自ら恋人を処刑する、という選択でした。

自分でこの恋愛に終止符を打てたからこそ、新しい自分の強さを発見できたのだと思います。

「終わりだと思ったけど、まだ先があった。

わたしまだまだやっていける」的な。

ちなみにラストで死ぬことになってしまう恋人のクリスチャンはその時、熊の着ぐるみを着せられているそうです。

さらに薬の影響で動くこともできず、されるがままになっていて、その様子はまるでぬいぐるみか置物のようなんですって。

そういう滑稽な演出も、ラストのシーンに深刻さよりむしろ前向きな印象を与えることになっているのかもしれませんね。・・・

 

完成した映画を観た俳優一同の反応がやばい

実はこの映画に衝撃を受けたのは観客だけではなかったそうです。

何を隠そう、出演した俳優たち自身がショックを受けて、完成した作品を初めて観た後15分も沈黙してしまったというのです。

ジョシュ役を演じたウィリアム・ジャクソン・ハーパーは脇が汗でびっしょり濡れてしまったのだとか。

異様な儀式や凄惨なシーンの数々が繰り返し登場するこの映画は、出演する側にも大変なチャレンジだったようです。

主役のドニーを演じたフローレンス・ピューはこの映画で相当な心的ストレスやトラウマを体験したと明かしています。


そして当のアリ・アスター監督はというと、「もうホラー映画は撮らない」と宣言しているらしいです。

制作会社から「スウェーデンを舞台にしたホラー映画を撮って欲しい」という依頼を受けた時、アリ・アスター監督は最初、構想が全く浮かばないからと言って断ったそうです。

それからアイディアが浮かんだので引き受けたそうですが、自身の失恋の体験を投影した映画にした時点で、もう出し切った感があるのかもしれませんね。

いずれにしろ、この映画でアリ・アスター監督は「ホラー映画の巨匠」というタイトルを一層強める形になりました。

 

ミッドサマー映画を観ようかどうしようか、迷っている方へ

今回はどんなラストなのかに焦点を当ててお話しているのですが、映画全体のあらすじも下記の記事からご覧いただけます。

ミッドサマー映画原作は実話?あらすじネタバレを紹介

実際に映画の試写会に行ってきた方の感想は下記の記事から。

ミッドサマー映画は面白い面白くない?評価評判まとめ

管理人・かにゃ

観なきゃわからないけどにゃ・・・

 

 まとめ

今回は『ミッドサマー映画を考察!結末ネタバレとラストの展開について紹介』についてご紹介しました。

映画ミッドサマーは、壊れたドニーの心が浄化されて立ち直るというラストにハイライトがあります。

自分で恋人を処刑し、過去を清算するという結末には清々しい印象さえ受けるそうです。

家族を喪失し、恋人に裏切られたドニーが再生するまでの展開をネタバレつきで考察しました。

アリ・アスター監督は、もうホラー映画は撮らないと話しているそうですが、今回この作品で「アリ・アスター監督はホラー映画の巨匠」という印象をますます強くすることになりました。

本当にもうホラーは撮らないのでしょうか・・・次回作への期待が膨らみますね。